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溶連菌

『ようれんきん』と読みます

溶血性連鎖球菌(溶連菌)

  1. 溶連菌は、溶血性連鎖球菌の略称
    血液寒天培地という赤い培地で溶連菌を育てた時に、発育集落の周囲に透明な溶血環という環が出来るのが病名の由来
  2. 飛沫感染し、子どもにも大人にもうつる
    何回も感染するのがポイント
  3. 症状は、38-39度台の発熱と喉の痛みが代表的
    紅斑、腹痛を認めることがある
    咳や鼻汁がでるのは、まれ
  4. 潜伏期は2-5日
  5. 迅速検査があり、10分程度で判定可能
  6. 治療法は抗菌薬の内服
    ペニシリン系抗菌薬を10日内服するのが標準的治療
    セフェム系抗菌薬の5日内服でも同等の治療効果があると言われている
    内服開始から24時間程度で熱がさがり、喉の痛みもなくなる
    決められた日数内服することが大切
    途中でやめると続発症・合併症のリスクが高くなる
  7. 続発症・合併症
    • リウマチ熱・・・ 関節や心臓に炎症がおこる
    • 急性糸球体腎炎・・・腎臓に炎症がおこる
  8. 保育園や学校へは内服開始後24時間以上たっていれば登園・登校可能
  9. 食事は原則何を食べてもよいが、喉への刺激になるものは避けよう
    熱すぎるもの、冷たすぎるもの、辛いもの、すっぱいもの、苦いものなどは刺激となる
  10. お風呂は、入っても大丈夫だが、高熱の時は、熱が下がってからがお勧め
    紅斑がでているときは、温まると赤みが目立つようになるため、熱すぎるお湯は控え、長湯もやめよう
  11. 溶連菌は特にこの時期が流行るというのはなく、最近は年中流行っている

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